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CSV編集エディターならLibreOfficeが絶対おすすめ!!

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CSVファイルとは

データベースへの登録などでよく使用されるCSVファイル。
実態は単にカンマなどの文字で区切られたテキストファイルなのですが、エクセルをインストールするとエクセルと関連付けられ、エクセルで開くようになっていしまうためエクセル用のファイルと思っている方も多いようです。

CSVファイルはエクセルで開いてはいけない

例えば次の様なデータを表すCSVファイル(sample.csv)があったとします。

id name price date
002548 りんご 380 2013/05/18
001876 メロン 3,980 2011/03/25

sample.csvをメモ帳などで開くと中身はこのようになっています。

エクセルはデータを改変する

例えばこのCSVファイル、sample.csvをエクセルで開くと、こうなります。

csv01

数字の頭の0が消えたり、カンマが無くなっています。

その原因はエクセルの機能で、セルの中の文字を自動で判断して最適化してしまうからです。

これを防ぐにはセルの分類を「文字列」にする必要があるのですが、エクセルは開くとすぐに「標準」分類を適用し、内容を最適化してしまいます。

csv02

ですのでCSVファイルをエクセルで編集・保存すると思わぬデータの改変が起きてしまう可能性があるため利用を避けた方懸命です。

LibreOffice(リブレオフィス)とは

そんな時にオススメなのが無料で使えるオフィス互換ソフトLibreOfficeです。
LibreOfficeはOpenOfficeオープンオフィスから派生したフリーソフトでWindows、Mac OS、Linuxで利用できます。
LibreOffice

使ってみよう

LibreOfficeのエクセルにあたるソフトは「Calc」になりますので、LibreOfficeCalcPortable.exeを開きます。

csv03

CSVファイルをウィンドウにドラッグ&ドロップするとインポート設定のダイアログが表示されます。

インポート設定

ここでお手持ちのCSVファイルに合わせて、文字コードや区切り文字の設定を行います。
エクセルでは対応していないEUC-JPにも対応しています!!
そして一番重要なのがフィールドの分類設定です。
全てのフィールを選んだ状態で「テキスト」を選択します。
これはエクセルでいうところの「文字列」分類と同じですね。

OKボタンを押して開いてみると

csv04

セル内の文字は改変されていません。

セルの分類

csv05

セルの書式設定から分類を確認してみると

csv06

「テキスト」に設定されています。
素晴らしい!!

csv07

その隣のセルを見てみると

csv08

「数字」になっている…
このままでは、このセルに「001」と入力すると「1」に変更されてしまいます。

全てのセルの分類を「テキスト」に

どうやら展開時に「テキスト」で開く必要があるフィールドだけに「テキスト」分類が適用されているようなので、今後の編集のために全てのセルに「テキスト」分類を適用します。

csv09

全てのセルを選択した状態で

csv07

右クリック、セルの書式設定を選択

csv06

分類を「テキスト」に変更します。

これで、今後入力したデータは、自動的に最適化されなくなります。
(一度ファイルを閉じて、股開く場合は同様の作業は必要です)

保存形式を選ぶ

一般的にCSVファイルはカンマ区切りだと思いますが、タブやセミコロンでの区切りでの出力も可能です。
その場合、メニューの「ファイル」から「名前を付けて保存」を選択し、

csv11

「フィルター設定を編集する」にチェックを付け保存します。

csv10

そうするとエクスポートの設定ダイアログが表示されますので適宜設定してください。

感想

いろいろCSVエディターのソフトを試してみましたが、ちゃんと開けても機能面でエクセルの使い勝手の良さに未練はありました。
LibreOfficeの存在は知っていたのですが同じ計算表ソフトながらCSVファイルをきちんと扱えとは知りませんでした。
Windows、Mac OS、Linuxで利用でき、しかも無料。
試してみて損はないと思います!!

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