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Fireworksのライブエフェクトで描画モードを変えられる拡張機能「ChangeBlendingMode」を作りました

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FireworksはCS6までで、新規開発終了というAdobeからの正式な発表があり、ワークフローの見直しを図っている人も多いようです。
僕もSketchとか色々使ってみましたが、やっぱりFireworksが一番イイッ!!
てゆうか僕はメインPCがWindowsですし。
ということで今までFireworksで使いづらかった部分を出来る範囲で改良して、戦っていくことにしました。
新規開発が終了なだけでバグフィックスは続いていくみたいだし、それで安定性が増すなら、アプリは重くならずにサクサク動いて一番理想的な形になるかもしれませんしね。
ということで、手始めに「ライブエフェクト」を使いやすくする拡張機能を作りました。

とても便利なPhotoshopライブエフェクト

Fireworksではフォトショップのレイヤーエフェクト機能と同様な機能でPhotoshopライブエフェクトという機能があります。

ライブエフェクトを使用すればシャドウ、光彩、ベベルなどの効果を使用して、オブジェクトの外観をすばやく変更できます。

「シャドウ(内側)」を適用してみました。とても簡単にリアルな影が付けられます。

ココが不満

非常にもったいない事に、描画モードが効果ごとに固定されてしまっていて、変更できません。

例えばシャドウは乗算、光彩はスクリーン、オーバレイは通常に設定されています。

そのためシャドウを白色にした場合、

白色を「乗算」してしまうため、効果がありません。

そこで今回作成した拡張機能(正しくはコマンドなんですが…)「ChangeBlendingMode」を使用します。
「ChangeBlendingMode」では、この描画モードを変更できるのです。

導入方法

ファイルのダウンロード

下記の拡張機能ファイルをダウンロードします。
ダウンロード(日本語版)
Download(English Version)

ファイルの設置

解凍してできた「ChangeBlendingMode.swf」を下記のフォルダに移動すれば、完了です。

Windows 7、Windows Vistaの場合
C:¥Documents and Settings¥ユーザー名¥Application Data¥Adobe¥Fireworks CS6¥Commands¥
Windows XPの場合
C:¥Users¥ユーザー名¥AppData¥Roaming¥Adobe¥Fireworks CS6¥Commands
Macの場合
/Users/ユーザー名/Library/Application Support/Adobe/Fireworks CS6/Commands

使用方法

Photoshopライブエフェクトを適用しているオブジェクトを一つ選択した状態で、メニューの「コマンド」→「ChangeBlendingMode」を選択します。

そうすると選択用のダイアログが表示されるので、変更したいレイヤー効果と描画モードを選択肢します。ここでは「シャドウ(内側)」の描画モードを「通常」に変更しようと思います。

選べたら、「実行」ボタンを押します。
これで完了です。

先ほどのオブジェクトを見てみると白色のシャドウがついています。(見にくい例でごめんなさい)

Photoshopライブエフェクトの設定の方を見てみると、ちゃんと描画モードが「乗算」から「通常」になっています。

応用

設定を調整すれば、今風なフラットデザインのボタンなどのカラーバリエーションを増やすのもラクです。
あと1pxのグローを入れたい場合なども便利ですね。

仕様

  • Adobe Fireworks CS4 (Windows)、Adobe Fireworks CS6 (Windows)で動きました。
  • 1度に適用出来るのはPhotoshopライブエフェクトが適用されている、1つのオブジェクトのみです。
  • 選択しているオブジェクトにフィルタが1つも適用されていない場合は、実行出来ません。(現時点ではライブエフェクト以外でも効果が1つ以上適用されていれば、コマンドは立ち上がります。が、効果が適用されません。修正予定)
  • Photoshopライブエフェクト内で有効になっていない効果にも、適用できますが、効果は有効にはなりません。(チェックがついていない場合は、チェックのついてないままと言うことです)

この拡張機能を作ってみて思ったこと

ぜったいAdobeさんの方で追加できる機能でしょ…
裏側ではここまで作りこんでるのに、なぜ純正のパネルで変更できないのかがわからない

レイヤーエフェクトインターフェイスは、Photoshopの同等の機能ほど堅牢ではありません。例えば、このインターフェイスでブレンドモードやグラデーションの色を変更することはできません。 ただし、互換性の向上という点においては、進歩が見られます。

じゃないよ!!
とりあえず、描画モードが変えられるのはとても便利です。
Sketchなんていらなかったんや!!(爆)

拡張機能のダウンロード
ダウンロード(日本語版)
Download(English Version)

追記(2013年6月29日)

綴り間違いがあったため「ChengeBlendingMode」を「ChangeBlendingMode」に修正しました。

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