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PhpStorm7のWebサーバーでPHPを使う方法(Win版)

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PhpStormのバージョン7から、内蔵サーバーでPHPインタプリタを読み込む機能が追加され、PHPファイルも実行できるようになりました。
PHPインタプリタは自前で用意しないと行けないので、その導入手順を紹介します。

以前の記事(PhpStormをPortable化してDropboxやUSBメモリで使う方法)で紹介したように僕はPhpStormをポータブル化してDropBoxで同期しているので、今回のPHPインタプリタもシステムにはインストールせずに、DropBox上に保存して、他のPCと同期出来る形で導入します。

PHPのダウンロード

下記のサイトへアクセスします。
http://windows.php.net/download/

phpstorm_php01

導入したいPHPのバージョンのzip版をダウンロードします。

「Non Thread Safe」版と「Thread Safe」版の違いはあまり良くわからないのですが、CPUがマルチコアスレッド非対応なら「Non Thread Safe」、マルチコアスレッド対応なら「Thread Safe」を選ぶようです。
僕はとりあえず「Non Thread Safe」版を使用しました。

また使用しているApacheのバージョンが1系なら「Non Thread Safe」、2系なら「Thread Safe」が良いようです。
参考:ふぁいんどぱわー 調べる人の冒険!(チラシの裏よりチョット上) PHP のNon Thread Safe とThread Safe の違い

解凍

ダウンロードしたファイルを、適当な場所に解凍します。
僕はDropBox内のフォルダに解凍しました。

 PhpStormの設定

ダウンロードしたフォルダをPhpStormに紐付ける作業を行います。

まず、PhpStormを開いて[File]-[Setting]-[PHP]を選択します。

phpstorm_php02

Interpreter項目の[…]を選択。

phpstorm_php03

[+]ボタンを選択します。
Name項目は特に変更しなくても問題ありません。
読み込んだPHPのバージョン等は名前の後に自動で付与してくれます。
PHP home項目の[…]を選択して、ダウンロード・解凍したPHPのフォルダを指定します。

入力できたら「OK」を押して閉じれば、PHPの設定は完了です。

動作を確認

 PHPが動作するかプロジェクト内にテストファイルを作って確認してみましょう。
 index.phpというファイルを作って、

 と入力し保存します。

テキスト入力画面を右クリックしてコンテキストメニュー内の[Open in Browser]を選択し、ブラウザ上に「Hello World!」と表示されていれば、PHPインタプリタが動作しています。
「502 Bad Gateway」と表示された場合は、きちんと動作していませんので、設定等を見なおしてみてください。

感想

複数のPHPインタプリタを設定して、プロジェクトごとで別のバージョンを使うということもカンタンにできて便利ですね。
今までわざわざプロジェクトの設定などをするのが面倒で、Sublime Textで単一ファイルを開いて作業していましたが、PhpStormなどのIDAではプロジェクトをきちんと設定して作業するとメリットが大きいので、制作規模にあわせてエディタもうまく使い分けできるようになりたいですね。

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